すこやかアカデミー

病気の予防と改善

生活習慣病やアレルギーの症状の改善や、予防に役立つ暮らしの工夫を知っておきましょう。

生活習慣病 肥満症

はじめに

わたしたちの身体の生命活動エネルギーは、食事として摂取したたんぱく質・糖質・脂肪を体内で燃焼させて得ています。
ところが、必要以上に脂肪や糖質などのエネルギーが入ってくると、この余計な分は脂肪細胞にとり込み中性脂肪に代えて蓄えることになります。この状態が続くと、脂肪組織がどんどん多くなって肥満の状態となります。
食生活の欧米化、消費カロリー量の減少、日本人の体質などから肥満は男性の約21%女性の約17%とされ、日本人に肥満症が増加しつつあるのが実情です。
特に腹腔内に脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」※は、生活習慣病のリスクを高める第一のファクターで、注意が必要です。

※BMI(肥満度)が25以上で、ウェストが男性では85cm以上、女性では90cm以上では内臓脂肪型肥満の可能性が高いとされます。

肥満の多くの生活習慣病に共通の危険因子

肥満の人は,病気のリスクが高くなるといわれます。 肥満の人はそうでない人より、糖尿病で約5倍、高血圧症が約3.5倍、心疾患が約2倍もかかりやすくなるといわれます。

図)生活習慣のひずみ→「内蔵脂肪型肥満」は生活習慣病や重篤な病気にいたる共通因子


【肥満で起こりやすい病気】
糖尿病/高血圧症/高脂血症/痛風/脂肪肝/耐糖能障害/高コレステロール血症/高トリグリセライド血症/低HDLコレステロール血症/胆石/大腸がん・乳がん・子宮体がん・胆のうがんなど/不妊・月経異常/睡眠時無呼吸症候群/膝関節症
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