カラダの健康トピックス

健康
2023/08/10

No.126
80歳で20本歯が残っている割合は51.6%

歯の健康目標8020、その理由を知っていますか?

歯の健康目標として、8020、80歳に20本の歯を残すというものがあることは耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
どのような根拠からこの目標が設定されているかはご存知ですか。
20本の歯が残っていると、自分で咀嚼することが容易になり、生涯自分の歯で食べる楽しみが味わえると言われているからです。
日本で、8020運動がはじまったのは、1989年のこと、もう35年近く前のことになります。
8020運動が始まったころ、80歳で20本の歯が残っていた高齢者の割合は、1993年の調査で10.9%、つまり10人に1人しかいませんでした。
最新の調査、令和4年歯科疾患実態調査では、51.6%と推測されています。


どこまでできてる? 歯の健康習慣

自分の口で咀嚼して、食事ができる。そんなありふれたことが、幸福であることはなかなか気づけないものです。8020運動によって、2人に1人が、自分の歯を保てているということは大変な進歩といえるでしょう。
ジムでおこなう筋トレは、基本的に無酸素運動になります。健康のためとおもってやっていることが、痛風に関しては裏目にでてしまいます。
逆にまだ2人に1人の歯は20本残せていないことになります。
ご自身が、家族が、いずれになるかは、日々の習慣に依ります。
歯の健康習慣は、どこまでできているか。さらに取り組むことはないか。チェックしてみましょう。
頻度・タイミング
1. 毎日、歯を磨く
2. 1日複数回、歯を磨く
3. 食後や寝る前といった正しいタイミングで歯を磨く
ツール
4. 歯ブラシとあわせて、デンタルフロスや歯間ブラシを使う
5. オーラルリンス(マウスウォッシュ)も活用する
検診
6. 3ヶ月〜半年に一回、歯科検診に通う
歯の健康は、肥満や生活習慣病、認知症といったほかの病気の予防にもつながります。歯を大切にすることから、末長い健康生活をはじめましょう。
参考情報:
8020運動(日本歯科医師会)
https://www.jda.or.jp/enlightenment/8020/dream.html

令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10804000/001112405.pdf

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