No.116
酷暑のコロナ対策では、マスク熱中症に注意
感染予防のマスクで熱中症に
今年の夏も新型コロナウイルス感染症予防のためマスクを着用する生活が続いています。
ここで注意が必要なのが、マスクをしているためにかかるマスク熱中症です。
マスクをしていると口のなかの湿度が保たれるため、水分が足りていると勘違いして脱水症状に気づきづらくなります。
また、人間は口から吐く息でも体内の熱を逃しています。(犬がハアハアと舌をだして息をしているのは、汗腺をもたず汗で熱を逃がすことができないからです)。マスクをしていると、その働きが損なわれるのです。
不要不急の外出を控えるようにしている生活をすごしていると、身体を暑さに馴れさせることが十分にできていないことも熱中症の要因になります。
体調の変化に気づかない、訴えることができない子どもや高齢者には、より配慮が必要です。車椅子やベビーカーの利用者は、立っている人よりも地面の輻射熱に強くさらされているます。
距離を確保すればマスクを外すことも
屋外ですごす場合には、2メートル以上のソーシャルディスタンスが確保できていれば、マスクは外すしてかまいません。(厚生労働省「新しい生活様式」を健康に!)
外出時間をずらす、人混みの少ない道・場所を選ぶといった工夫をすることで、感染予防と熱中症予防は両立できるのです。
・マスクをつけているときは激しい運動をしない
・気温、湿度、熱中症予報に注意する
・こまめに水分、ミネラル分を補給する
・日傘でソーシャルディスタンスを確保