No.111
コンタクトレンズ派も、しばらくはメガネ生活
結膜もウィルスの感染経路に
新型コロナウィルス感染症をひきおこすウィルスは飛沫感染、くしゃみや咳、しゃべっているときに出る体液(つばや鼻水)のなかに含まれているウィルスが身体に入ることで感染します。感染の入り口となるのが鼻や喉の粘膜です。ここを通して体内に入ります。
しかし人間には、外部に露出している粘膜があります。眼の粘膜、結膜です。
とくに注意が必要なのが、コンタクトレンズを利用している人です。コンタクトレンズは、着脱のさいに眼に指が触れます。机や手すりなどに付着したウィルスに触れた指が眼に触れれば、感染する可能性があります。
メガネに変えて接触機会を減らす
できることは、眼に触れる前には必ず手洗いをすること、眼に触れる機会を減らすことです。
コンタクトレンズを使っている人は、メガネに変更することも考えてみましょう。指で眼をさわる機会を確実に減らせます。またファッション性よりも大きめのもの、顔にそったデザインを意識するとよいでしょう。品薄とも言われていますが花粉症対策のフード付きもよいかもしれません。
見落としがちなのは、メガネの表面が汚染されている可能性です。
表面を触った手で眼をさわらない、外出から帰ってきたときは、メガネの表面はマスクと同じくウィルスが付着しているものと考え、しっかり拭き取りをするようにしましょう。
[参考文献]
日本眼科学会
新型コロナウィルス感染症の目に関する情報について(国民の皆様へ)
http://www.nichigan.or.jp/news/068.pdf