カラダの健康トピックス

食品
2013/09/20

No.52
やっと秋!でも、「秋バテ」にご注意

「夏バテ」ならぬ「秋バテ」が女性に急増

もう9月。暑かった夏もようやく終わり、朝晩はこころなしか涼しさを感じる季節です。

しかし、今年の夏の猛烈な暑さで夏バテになってしまい、ようやく涼しくなったというもののなぜかまだだるさや疲れが続いていると感じられる方も多いようです。そんなあなた、もしもそうだとしたら、それは夏バテならぬ「秋バテ」かもしれません。

秋になると、日中はまだ暑いので冷房や薄着、冷たい飲み物の取り過ぎなどによって身体が冷えてしまいます。ところが、朝晩はもう寒いのでさらに身体が冷えて、そこに夏に蓄積した疲労が重なって、自律神経のバランスが乱れてしまいます。その結果、血流が悪化して、内臓をはじめとする身体のさまざまな機能が低下。体調を崩してしまう、いわゆる秋バテを起こしてしまうのです。

近年とくに冷えがちの女性にこうした秋バテを訴える人が増加しているといいます。疲れ、だるさ、食欲不振、胃もたれ、めまい、不眠などの症状がそのサインですが、そんな秋バテに勝つために一番有効なのが毎日の食事です。今回は秋バテ克服のために役立つ食品についてお教えしましょう。

秋バテを克服する食材をとろう

秋バテの方は、暑いときでも冷たい食べ物や飲み物はそろそろ控え目にして、温かい食べ物や飲み物で体を温め、血流を改善して内臓機能を回復しましょう。また、夏に弱った胃腸を労わるために、お酒は冷たいビールやハイボールは控え目にしましょう。

また、清涼飲料水には糖分が多く含まれているため、糖の代謝に必要なビタミンB1が大量に消費されて不足しがちになってしまいます。その結果、エネルギーの元である糖の代謝が低下して、疲れやすくなる秋バテ症状を起こしてしまうのです。こうしたときは、豚肉、うなぎ、ハムなどのビタミンB1が多く含まれる食品をたっぷりととり、代謝機能を改善するようにしてください。さらに、玉ネギ、ニンニクなどに含まれるアリシンもビタミンB1の吸収をよくしてくれます。

また、いも、かぼちゃ、きのこ、納豆、梅干し、鶏肉、ヨーグルト、バナナどの食品も免疫力を高めて、病気予防や体力回復につながるので積極的に摂るようにしてください。くわえて、空気の乾燥した秋はお肌の乾燥も気になる季節です。唐辛子、こしょう、山椒などの香辛料は体の潤いを奪ってしまうのでできるだけ避け、ぶどう、梨、スイカ、レモンなどの果物、野菜、豚肉や鴨肉、卵、かきやあさりなどの魚介類などの、カラダを内から潤してくれる食材を摂ることで、お肌につやと張りを取り戻しましょう。

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