カラダの健康トピックス

美容
2013/08/21

No.50
日焼けでシミが!夏の紫外線被害を食事で防止

シミの原因は紫外線による「活性酸素」

季節は夏本番。連日の猛暑に気になるのが日焼けによるお肌のシミですが、その主な原因が「紫外線」だということはよく知られています。
シミの原因の80%を占めると言われる紫外線はまさにお肌の大敵です。紫外線が皮膚に当たると、その影響でシミやシワができる「光老化」を防ぐために黒色の「メラニン色素」が皮膚内に生成され、肌が黒くなる、いわゆる「日焼け」が起こります。
しかし。通常は皮膚内に生成されたメラニン色素は時が経てば新陳代謝によって運び去られて、肌は再び白さを取り戻します。ところが、紫外線が皮膚に当たることで酸化力の強い「活性酸素」が大量に発生すると、皮膚細胞を酸化して傷つけ、メラニン色素を運び去る新陳代謝を衰えさせ、メラニン色素が肌に残ることで、シミになってしまうのです。
こうした害を持つ紫外線からお肌を守るには、日傘などで肌を蔽って日焼けを避けることはもちろんですが、シミの原因となる活性酸素の害を体内で防いでやることも有効な手段となります。食物の中には活性酸素の害を防いでくれる栄養素を含むものがあるため、それらを多く摂取することで活性酸素の害を内側から軽減することがきるのです。

ビタミンCなどを含む食品でシミを防止しよう

紫外線が肌に当たると活性酸素が発生して、細胞を酸化することで新陳代謝を低下させ、シミを引き起こします。この活性酸素を退治してくれるありがたい物質が最近よく耳にする「抗酸化物質」です。食物の中にはこうした抗酸化物質を多く含むことで、活性酸素の害を防いでくれるものがあるのです。
果物や野菜に多く含まれる「ビタミンC」は抗酸化物質の代表で、レモンやキウイ、イチゴなどの酸っぱい果実やブロッコリー、パセリ、ピーマン、トマトなどの野菜類に多く含まれています。一方、同じ抗酸化物質である「ビタミンE」は脂に溶けやすいため、油料理にぴったりで、すじこ、うなぎ、たらこなどの魚介類、カボチャなどの野菜類、ナッツなどの豆類、穀物などに多く含まれています。
また、ビタミンAの原料となる「βカロテン」も抗酸化物質の一種で、活性酸素と戦う力が強力です。こちらも脂に溶けやすいため、油料理に向いていて、とくにニンジン、パセリ、ホウレンソウ、ピーマン、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜に多く含まれています。
日差しの強い夏場はこれらの食品を多く摂るようにして、紫外線の害からお肌を守るようにしましょう。

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