チョコレートが成人病やガンを防止
2月14日はバレンタインデー。たくさんもらったチョコレートを前に「チョコレートはカロリーが高くて、健康に悪そう」と腕を組む男性も多いかと思います。たしかにチョコレートは高カロリー・・。でも、実は食べてもさほど太らないばかりか、多くの病気を防止しくれる優れた健康食品ということをご存知ですか?
チョコレートに含まれるカカオの油は、ほかの油に比べて体内での吸収率が低いため、食べ過ぎさえしなければ肥満の原因にはなりません。さらに、チョコレートを食べてもコレステロール値が上がらないことも実験で証明されています。
チョコレート消費量世界一のスイスでは胃ガンの死亡者数が日本よりはるかに少ないというデータがありますが、その最大の原因と考えられているのがチョコレートの主成分であるカカオです。
カカオにはポリフェノールという物質がたくさん含まれています。
ポリフェノールには、がんや糖尿病、動脈硬化などのさまざまな生活習慣病を引き起こす活性酸素を除去する抗酸化作用があります。さらに、胃ガンの一因とされるピロリ菌の増殖をおさえる効果があることも報告されています。
ストレスへの抵抗力強化、花粉症などのアレルギーやリウマチの防止、細菌の増殖をおさえる感染防止作用などのさまざまな効用が実験で確認されています。
記憶力や集中力の向上も
さらに、チョコレートに含まれるテオブロミンには脳を刺激する作用があり、記憶力や集中力を高めることも実験で確かめられています。
チョコレートにはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれており、これらも成人病防止などの効果をもたらしてくれます。チョコレートは食べる人に生きる力をもたらしてくれるばかりか、病気を未然に防いでくれる優れた食品なのです。