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No.4
光老化を防げ!夏の紫外線対策
年齢を重ねると、皮膚のシミやしわ、たるみなどが増え、はりやつやも失われてきます。こうした老化は、自然老化よりも紫外線によるものであり、特にA波(UVA)が、皮膚のシミやしわ、たるみなどの大きな原因になっています。

紫外線の種類

紫外線は、波長の長さによって、A波、B波、C波と3種類に分けることができます。そのうち、C波は、地球のオゾン層で、地表には届きません。
B波は、肌表面の細胞を傷つけるので、シミや皮膚がんの原因にもなります。波長が短いため、地表に到達する量も少なく、肌の真皮までは届かないので、手袋や日傘などで、直射日光にあたらないように工夫すれば、ある程度防ぐことができます。
一方、肌の奥まで届くのが、波長の長いA波です。A波は、肌に急激な変化を与えることはありませんが、10年後、20年後と将来的にシミやシワとなって表面に現れてきます。A波は肌の真皮にあるコラーゲンとエラスチンという二つの繊維を壊す酵素を増加させる働きをしています。そのため、肌の奥の繊維が損傷し、肌の弾力も徐々に失われていくのです。

紫外線対策をするには

紫外線を避けるには、まずは、日焼け止めクリームです。日焼け止めクリームのパッケージを見ると、SPFやPAの数値が表示されています。
SPFは紫外線B波をカットする目安です。日常生活であればSPF20以下、通勤や通学、買い物などの外出はSPF20〜30、レジャーや戸外でのスポーツの際はSPF30以上などを目安にしてください。数値が大きければそれだけ効果は高くなりますが、肌への負担も大きいので、SPF30くらいまでがおすすめです。
PAは紫外線A波をカットする目安です。PA+ は「効果がある」、PA++ 「かなり効果がある」、PA+++ 「非常に、効果がある」と3段階に分かれます。
効果的にクリームを塗るほか、日傘、帽子、手袋などの小物を使って、直接肌にあたる紫外線を避けることも大切です。こうした小物は、色の選び方がポイントになります。白や淡い色だと光を透過し効果も半減してしまいます。黒や紺など紫外線を反射する濃い色のものを選択しましょう。

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