カラダの健康トピックス

健康
2016/08/01

No.86
プール開き!でも、子供の「アタマジラミ」にご注意

頭の接触で感染。園児を中心に蔓延中

さあ、夏本番!待ちに待ったプールの季節ですが、保育園児や幼稚園児、小学校低学年児童などの頭に最近ある危険が迫っています。「アタマジラミ」です。ここに来てその感染が広がっているのです。
シラミは終戦直後の日本で蔓延しましたが、その後の衛生状態の改善とともに激減。ほとんど忘れ去られた存在になってしまいました。ところが、近年再び子供たちの間でアタマジラミの感染が広がりつつあるのです。シラミを知らない若い両親が増えたことで、見過ごされがちになっていることがその一因だといわれています。
アタマジラミの感染経路は子供たちの頭の直接接触やタオルなどの間接接触です。園や学校などの集団生活で遊びや昼寝で頭同士をくっつけたり、タオルや帽子を共有したりするため、とくに夏場は林間学校やプールの脱衣所などが要注意。一方、患者は低学年以下の児童がほとんどで、小学校高学年以上ではまれになっています。

駆除が難しく、スーパー新種の出現も

アタマジラミは体長1?3ミリほどで人の頭に寄生し、成虫の寿命は約1か月。一年中生息して一生の間に50?150個もの卵を頭に産み付け、孵化した幼虫は頭皮から血を吸って急成長。繁殖力が強いため駆除も一苦労で、最近では駆除薬が効かない新種も見つかっています。
子どもの頭をよく観察すると、髪の毛の根元の上あたりに白く見えるのがアタマジラミの卵ですが、粘着力が強くて簡単には落ちません。一方、成虫はすぐに隠れてしまうので見つけるのは困難を極めます。
アタマジラミはさいわい病気を媒介しませんが、血を吸われるとアレルギー反応による激しいかゆみを感じます。
対策としては、子供たちに頭をくっつけ合ったり、タオルや帽子を共用したりさせないことです。また、髪に付いた卵は洗髪では落ちにくいので、髪を切って密封して捨ててください。一方成虫に対しては、駆除専用のくしを使ったり、市販の駆除用シャンプーやパウダーで数日に1回はしっかりと洗い流してください。
一方、枕カバーやシーツ、衣類、タオルなどについた卵や成虫に対しては、熱湯に浸したり、アイロンをかけたりすれば、熱に弱いので死んでしまいます。

TOP >> カラダの健康トピックス >> 記事