カラダの健康トピックス

食品
2012/05/02

No.32
アイスクリームには思わぬ健康効果が

5月9日は「アイスクリームの日」

5月9日は日本で初めてアイスクリームが販売された「アイスクリームの日」です。冷たく甘くておいしいけれど、体にはちょっとよくなさそうなアイスクリーム・・・。でも、実は意外に健康によいということをご存知でしたか?
骨の成分でもあるカルシウムは体に大切な栄養素で、不足すると骨粗鬆症などの原因になってしまいます。ところが普段の食事では十分に補えないため、多くの人は不足がちです。そのカルシウムがアイスクリームには豊富に含まれているのです。アイスクリーム1個に含まれるカルシウムは通常約140mgで、これで1日に必要なカルシウム(600mg)の約4分の1を補給できることになります。

また、牛乳を原料とするアイスクリームには血管細胞の原料となるたんぱく質が豊富に含まれており、血管を強くして血流を改善。新陳代謝を活発化してくれる効果もあります。

アイスクリームにはダイエット効果も

甘いうえに乳脂肪を多く含むアイスクリームを「ダイエットの敵」だと思われている方も多いようです。しかし、同じ乳脂肪でも体内でエネルギーに変わるものと、体内脂肪に変わるものの二種類があり、アイスクリームに含まれる乳脂肪はエネルギーに変わる方の乳脂肪で体内脂肪にはならないのです。
また、アイスクリームに含まれる乳糖には体内脂肪の増加抑制効果があるうえ、香り成分であるバニラに含まれるバニリンにも肥満抑制効果があることが明らかになっています。
さらに、アイスクリームを食べると体が冷えるため、身体は体内脂肪を燃やすことで熱を発生して体温を高めようとします。その結果として、体内脂肪が消費されることで肥満が抑制されるのです。

ちなみに、アイスクリームは冷たいので胃腸によくないと思われがちですが、実際は口の中で溶けてしまって体内ではほぼ体温同様になり、おなかをこわすことはありません。
この夏は、あなたも安心してアイスクリームを召し上がってください。

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